組織開発や人材開発に関する雑感~外部コンサルや事業会社などの視点から~

組織開発や人材開発に関する日々の雑感を不定期で投稿しています。大学の研究員▶︎スクールビジネス▶︎研修会社と人事コンサルを経て、事業会社で組織開発の仕事をしています。

「人材開発」を一言で考えると?

十数年、広義での人材育成の仕事に携わっています。

 

大学の研究員▶︎スクールビジネス▶︎研修会社と人事コンサルを経て、事業会社で組織開発の仕事をしています。

不定期の更新ですが、もし何かの機会に読んで頂くことがあれば、何しらのご参考になれば幸いです。

※数分で読んで頂ける文量にしようと思いますので、一回の投稿で完結しないこともあると思います。その点、ご了承ください

 

初回は、「人材開発」という言葉に関して考えてみたいと思います。

仕事がら、人材を開発するということは何か?と日々考えます。

「人材開発とは?」という問いに対して、出来るだけ完結に答えるとすると、

自分の頭に浮かぶ定義は二つあります。

※定義はこれだ!とバシっと言えず申し訳ないです

 

一つは、『パフォーマンスの最大化』もう一つは、『課題解決』です。

 

まず、『パフォーマンスの最大化』に関してですが、人材開発に携わる人間は、その支援対象である個人のパフォーマンスに貢献すべきだと思います。

 

研修や育成施策の効果測定としては、カークパトリックのモデルなどが有名です。

そのモデル自体も(究極的には業績貢献が軸になっているので)、ものすごく難易度が高いと思いますが、人材開発の担当者は、施策(というか自らの)関わりの結果、対象者のパフォーマンスが向上したのか?それをどう定量/定性で測るのか?に対して、頭に汗かくべきではないかと感じます。

 

その意味で、人材開発担当者が担う責任は、施策対象者の組織上長と変わらない、というぐらいの意気込みが必要なのでは?と日々、感じます。

※もちろん、OJTにおける育成責任の主従が組織上長と逆転しては本末転倒なので、そこは注意が必要かとは思いますが、、

 

何かしらの育成課題が発生した時に、どうしても「どんなスキルをつけるか」「どんな知識をつけるか」が前に出がちです。または、課題のようには聞こえるが、抽象度が高すぎて、要するに何が課題なのか言語化できていないことが、とても多いです。

 

そのような時、外部(BtoBなど)/内部(自組織の育成など)関わらず、人材開発を業としている立場として、「この人に求められているパフォーマンス(そして、その結果としての成果)は何だろうか?どういうアプローチをすればそこに到るのだろうか?」が、まず、頭に浮かぶでしょうか?

私見ですが、それがまず頭に浮かぶ「思考の条件反射」が、とても、重要だと思う今日この頃です。

 

次回は、本テーマの続きについて、雑感を書いてみたいと思います。